令和05年
ここでは、ディーゼルサイクルの理論熱効率を求めるための各状態量の計算と、最終的な熱効率の計算を解説します。
前提条件状態点1から状態点2への変化は、断熱圧縮です。この過程では、理想気体の断熱変化の関係式が適用されます。
適用公式:
上記の公式から、$P_1 v_1^\kappa = P_2 v_2^\kappa$ が成り立ちます。この式を変形すると、$P_2 / P_1 = (v_1 / v_2)^\kappa = \varepsilon^\kappa$ となります。これが設問の【7】に該当する関係式です。
問題文より、$P_2 = P_3$ とされており、最大圧力 $P_3 = 4.43\text{MPa}$、初期圧力 $P_1 = 0.1\text{MPa}$ が与えられています。これらの値を代入します。
計算過程:
$ \varepsilon^\kappa = P_3 / P_1 $
$ \varepsilon^{1.4} = 4.43\text{MPa} / 0.1\text{MPa} $
$ \varepsilon^{1.4} = 44.3 $
ここで、与えられた「指数計算の値」の表を参照します。$X^{1.4}$ の行で、$X^{1.4} = 44.31$ に最も近い値は $X=15$ です。したがって、$\varepsilon = 15$ となります。
解答は【A】×10 の形式で求められているため、
$ 15 = \text{【A】} \times 10 $
$ \text{【A】} = 15 / 10 = 1.50 $
したがって、【A】1.50 となります。
(2) 圧縮後の温度 $T_2$ の算出状態点1から状態点2への断熱圧縮では、温度と比体積の間にも以下の関係式が成り立ちます。
適用公式:
上記の公式から、$T_1 v_1^{\kappa-1} = T_2 v_2^{\kappa-1}$ が成り立ちます。この式を変形すると、$T_2 / T_1 = (v_1 / v_2)^{\kappa-1} = \varepsilon^{\kappa-1}$ となります。したがって、$T_2 = T_1 \varepsilon^{\kappa-1}$ が設問の【8】に該当する関係式です。
初期温度 $T_1 = 300\text{K}$、圧縮比 $\varepsilon = 15$、比熱比 $\kappa = 1.4$ を代入します。
計算過程:
$ T_2 = T_1 \varepsilon^{\kappa-1} $
$ T_2 = 300\text{K} \times 15^{(1.4-1)} $
$ T_2 = 300\text{K} \times 15^{0.4} $
「指数計算の値」の表を参照します。$X^{0.4}$ の行で、$X=15$ の値は $2.954$ です。
$ T_2 = 300\text{K} \times 2.954 = 886.2\text{K} $
解答は解答すべき数値の最小位の一つ下の位で四捨五入するため、$886\text{K}$ となります。
解答は【B】×$10^2$[K] の形式で求められているため、
$ 886 = \text{【B】} \times 10^2 $
$ \text{【B】} = 886 / 100 = 8.86 $
したがって、【B】8.86 となります。
(3) 締切比 $\sigma$ の算出締切比 $\sigma$ は、定圧加熱終了時の温度 $T_3$ と定圧加熱開始時の温度 $T_2$ の比で定義されます。
適用公式:
最大温度 $T_3 = 2660\text{K}$、計算で求めた $T_2 = 886\text{K}$ を代入します。
計算過程:
$ \sigma = T_3 / T_2 $
$ \sigma = 2660\text{K} / 886\text{K} \approx 3.002257 $
解答は解答すべき数値の最小位の一つ下の位で四捨五入するため、$3.00$ となります。
したがって、【C】3.00 となります。
(4) 膨張後の温度 $T_4$ の算出問題文に「$T_4 = \sigma^\kappa T_1$ が成り立つ」と示されています。この式を用いて $T_4$ を計算します。
適用公式:
初期温度 $T_1 = 300\text{K}$、締切比 $\sigma = 3.00$、比熱比 $\kappa = 1.4$ を代入します。
計算過程:
$ T_4 = \sigma^\kappa T_1 $
$ T_4 = (3.00)^{1.4} \times 300\text{K} $
「指数計算の値」の表を参照します。$X^{1.4}$ の行で、$X=3$ の値は $4.656$ です。
$ T_4 = 4.656 \times 300\text{K} = 1396.8\text{K} $
解答は解答すべき数値の最小位の一つ下の位で四捨五入するため、$1.40 \times 10^3\text{K}$ となります。
解答は【D】×$10^3$[K] の形式で求められているため、
$ 1396.8 = \text{【D】} \times 10^3 $
$ \text{【D】} = 1396.8 / 1000 = 1.3968 $
四捨五入して、$\text{【D】} \approx 1.40 $
したがって、【D】1.40 となります。
(5) ディーゼルサイクルの熱効率 $\eta_D$ の算出ディーゼルサイクルの理論熱効率 $\eta_D$ は、圧縮比 $\varepsilon$、比熱比 $\kappa$、締切比 $\sigma$ を用いて以下の式で表されます。
適用公式:
これが設問の【9】に該当する関係式です。
これまでに求めた値 $\varepsilon = 15$、$\kappa = 1.4$、$\sigma = 3.00$ を代入します。
計算過程:
まず、各項を計算します。
これらの値を効率の式に代入します。
$ \eta_D = 1 - \frac{1}{2.954} \times \frac{3.656}{2.8} $
$ \eta_D = 1 - \frac{1}{2.954} \times 1.305714... $
$ \eta_D = 1 - 0.441947... $
$ \eta_D = 0.558052... $
解答は解答すべき数値の最小位の一つ下の位で四捨五入するため、$0.558$ となります。
解答は【E】×$10^{-1}$ の形式で求められているため、
$ 0.558 = \text{【E】} \times 10^{-1} $
$ \text{【E】} = 0.558 \times 10 = 5.58 $
したがって、【E】5.58 となります。
※この解説はAIによって自動生成されています。正確な情報が必要な場合は、公式のテキストや問題集を併せてご確認ください。