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解説 - 問題 2

令和05年

(2) 大気中の水蒸気や二酸化炭素による地球の温室効果を考えるためには、黒体放射に関する物理法則が重要である。その一つに、黒体からの単色放射のピーク波長はその熱力学温度に【2】という法則がある。これを【3】と呼んでいる。
太陽の表面や地球の表面を黒体とみなせると仮定してこの法則に基づくと、太陽の表面温度を6000Kとする場合の単色放射のピーク波長は約0.5μm、地球の表面温度を300Kとする場合の単色放射のピーク波長は約【4】[μm]となる。

解説

【文脈の判断】

提示された小問リストを確認しました。小問1と小問2は、それぞれ「光と照度に関する国際単位系(SI)」と「黒体放射に関する物理法則」という異なるテーマを扱っており、お互いに計算結果や条件を引き継ぐものではありません。したがって、これらの小問は『独立した問題』として、それぞれ個別に解説を進めてまいります。

小問 1 の解説

この問題は、光に関する国際単位系(SI)の基本単位と組立単位の理解、そして基本的な照度計算能力を問うものです。

(1) 光束と照度に関する問題
  • 【1】の解説:点光源から放出される光束の総和

    光束の定義より、「すべての方向に対して1cdの光度を持つ点光源が立体角1srの中に放出する光束が1lmである」とあります。

    点光源からすべての方向(全球方向)に放出される光束の総和を求めるには、全球の立体角を知る必要があります。球全体の立体角は常に $4\pi$ ステラジアン [sr] です。

    したがって、1cdの点光源から全球に一様に放出された光束の総和は、

    $\text{光束} = \text{光度} \times \text{立体角} = 1 \text{ cd} \times 4\pi \text{ sr} = 4\pi \text{ lm}$

    となります。

    正解値:4π

  • 【A a.b×$10^c$】の解説:照度の計算

    3000lmのプロジェクターの全光束が、高さ1.5m、幅2.0mのスクリーン全面に均等に照射されたときの照度を求めます。

    適用すべき公式:
    照度 $E$ [lx] は、受光面に均等に照射される光束 $F$ [lm] を、受光面の面積 $S$ [m$^2$] で割った値として定義されます。

    $$E = \frac{F}{S}$$

    計算過程:

    1. まず、スクリーン全面の面積 $S$ を計算します。
      スクリーンの高さ $h = 1.5 \text{ m}$
      スクリーンの幅 $w = 2.0 \text{ m}$

      $S = h \times w = 1.5 \text{ m} \times 2.0 \text{ m} = 3.0 \text{ m}^2$

    2. 次に、この面積に照射される照度 $E$ を計算します。
      光束 $F = 3000 \text{ lm}$
      面積 $S = 3.0 \text{ m}^2$

      $E = \frac{F}{S} = \frac{3000 \text{ lm}}{3.0 \text{ m}^2} = 1000 \text{ lx}$

    3. 最後に、解答形式「【A】 $\times 10^{【a】}$ [lx]」に合わせて数値を表現します。
      $1000 \text{ lx} = 1.0 \times 10^3 \text{ lx}$

    したがって、【A】に入る数値は $1.0$、指数部分の【a】に入る数値は $3$ となります。

    数値解答の正解値:1.0E+03 (これは $1.0 \times 10^3$ を意味します)

小問 2 の解説

この問題は、黒体放射に関する重要な物理法則であるウィーンの変位則とその応用計算について問うものです。

(2) 黒体放射とウィーンの変位則に関する問題
  • 【2】の解説:ピーク波長と熱力学温度の関係

    黒体からの単色放射のピーク波長に関する法則は、「ウィーンの変位則」と呼ばれます。この法則は、黒体からの単色放射のピーク波長 $\lambda_{max}$ は、その熱力学温度 $T$ に反比例するというものです。数式で表すと $\lambda_{max} \cdot T = \text{定数}$ となります。

    正解値:反比例する

  • 【3】の解説:法則の名称

    上記の法則は、オーストリアの物理学者ヴィルヘルム・ウィーンが発見したことから「ウィーンの変位則」と呼ばれています。

    正解値:ウィーンの変位則

  • 【4】の解説:地球の表面温度におけるピーク波長の計算

    ウィーンの変位則 ($\lambda_{max} \cdot T = \text{定数}$) を用いて、地球の表面温度におけるピーク波長を計算します。

    適用すべき公式:
    ウィーンの変位則より、2つの異なる温度での黒体放射のピーク波長と温度の関係は以下のようになります。

    $$\lambda_{max,1} \cdot T_1 = \lambda_{max,2} \cdot T_2$$

    与えられた値:

    • 太陽の表面温度 $T_{太陽} = 6000 \text{ K}$
    • 太陽の単色放射のピーク波長 $\lambda_{max, 太陽} = 0.5 \text{ μm}$
    • 地球の表面温度 $T_{地球} = 300 \text{ K}$

    計算過程:

    1. 地球の単色放射のピーク波長 $\lambda_{max, 地球}$ を求める式に、与えられた値を代入します。 $$\lambda_{max, 地球} = \frac{\lambda_{max, 太陽} \cdot T_{太陽}}{T_{地球}}$$
    2. 数値を代入して計算します。 $$\lambda_{max, 地球} = \frac{0.5 \text{ μm} \times 6000 \text{ K}}{300 \text{ K}}$$ $$\lambda_{max, 地球} = \frac{3000 \text{ μm} \cdot \text{K}}{300 \text{ K}}$$ (ここで単位Kが約分されます) $$\lambda_{max, 地球} = 10 \text{ μm}$$

    したがって、地球の表面温度300Kにおける単色放射のピーク波長は $10 \text{ μm}$ となります。

    正解値:10

これらの解説が、皆様の学習の一助となれば幸いです。もしご不明な点があれば、いつでもご質問ください。

※この解説はAIによって自動生成されています。正確な情報が必要な場合は、公式のテキストや問題集を併せてご確認ください。