令和07年
この小問では、比エンタルピの定義式を全微分し、その結果と小問2で得られた式(3)を組み合わせて、熱量 dq を比エンタルピ dh を用いて表現することを求めています。機械設計技術者として、熱力学の基礎は、例えば蒸気タービンやガスタービン、熱交換器といった熱機関の設計や性能評価において不可欠な知識です。エンタルピは特に、定圧過程における熱のやり取りや流体のエネルギー状態を分析する際に重要な概念となります。
解答欄【3】の解説比エンタルピ h は式(4)で h=u+pv と定義されています。この式を全微分し、展開する過程を解説します。
まず、式(4)の両辺を全微分します。
dh=d(u+pv)
右辺は u の微分と pv の微分の和になります。
dh=du+d(pv)
ここで、d(pv) は積の微分法則 d(xy)=xdy+ydx を適用します。この法則は、二つの変数 p と v が共に変化する場合の積の微小変化を表すものです。圧力 p と比容積 v の両方が微小に変化するとき、その積 pv の変化は p が一定で v が変化する場合(pdv)と、v が一定で p が変化する場合(vdp)の和として表されます。
したがって、d(pv)=pdv+vdp となります。
これを元の式に代入すると、
dh=du+pdv+vdp
となります。式(5)は dh=du+【3】の形をしているため、空欄【3】には pdv+vdp が入ります。
次に、小問3で導出した式 dh=du+pdv+vdp と、小問2の式(3) dq=du+pdv を用いて、 dq を dh を使って表すことを目指します。
先ほど導出した式は、
dh=du+pdv+vdp
この式から、du+pdv の部分を取り出すと、
du+pdv=dh−vdp
となります。
ここで、小問2の式(3)を再度確認します。
dq=du+pdv
この式(3)の右辺 du+pdv の部分を、dh−vdp に置き換えることができます。
したがって、
dq=dh−vdp
となります。式(6)は dq=dh−【4】の形をしているため、空欄【4】には vdp が入ります。
※この解説はAIによって自動生成されています。正確な情報が必要な場合は、公式のテキストや問題集を併せてご確認ください。